競馬G1「天皇賞(5月)」の全容

競馬予想G1「天皇賞(5月)」の全容

春の天皇賞は、日本中央競馬会(以下、JRA)が京都競馬場の芝コース3200メートルで施行されるG1レースで、皇室から楯が下賜されていることから、関係者やファンの間では天皇賞を楯と呼称されています。

天皇賞の前身は、1905年に当時の横浜競馬場の会頭を兼任していた英国のマクドナルド公使が、明治天皇から送られた盃を賞品として創設したエンペラーズカップ(帝室御賞典)とされています。

その後、1936年に全国の競馬倶楽部を統合したJRAの前身である日本競馬会が発足すると、各競馬倶楽部で独自に行われていた帝室御賞典は春と秋の年2回施行されるようになり、創設年を1937年、賞金1万円で第1回の天皇賞が行われました。

こうして始まった天皇賞は、古馬の日本一を決定するレースのみならず、種牡馬の選別を行う能力検査レースという性質があります。そのため春と秋の天皇賞と5つのクラシックレースに有馬記念を加えた8つのレースを八大競走として特に格の高いレースとされ、さらに去勢した競走馬は2007年まで出走する事はできませんでした。

競走条件はサラブレット系4歳以上の競走馬が出走でき、外国調教馬、レーティング上位5頭、トライアルレースである阪神大賞典、日経賞、大阪杯で1着(地方競馬所属馬は2着まで)となった競走馬に優先出走権が与えられています。

また、オセアニア最大のG1レースであるオーストラリアのメルボルンカップと提携しており、前年のメルボルンカップの優勝馬にも優先出走権が与えられ、春の天皇賞の優勝馬にも同年のメルボルンカップの出走権が与えられます。

春の天皇賞は、JRAが施行するレースの中でも特に長距離のレースであり、3コーナーから4コーナーにかけて淀の坂の上り下りを2度通過する難コースで施行されます。施行数が少ない長距離、難コースの春の天皇賞は毎年レース展開が変わり、予想も一筋縄ではいきません。